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通称・別名 | アカハラ、アカハライモリ |
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体長・甲長・全長 | 約 8〜 11(8〜 14)cm |
大陸域 海域 |
●日本固有種 |
生息域 | 日本固有種 |
行動 | 夜行性 |
食性 | 肉食性 |
繁殖形態 | 卵生 |
解説
ニホンイモリは頭部がへん平で目の後ろに耳腺(じせん)が隆起(りゅうき)しています。体の表面は粒状の突起でおおわれ、後頭部から尾にかけてはっきりした隆条(りゅうじょう)が走っています。腹面の鮮やかな朱色は標識色で天敵に毒をもっていることを知らしめます。ニホンイモリの毒液の被害にあった天敵はそれを学習して赤い腹をもつイモリを襲わなくなります。平地から山地にかけて水のきれいな池、水田、またはゆるい流れの水域に生息し、ミミズ、水生昆虫、オタマジャクシなどを捕食します。繁殖期の4〜7月頃、オスには紫色の婚姻色(こんいんしょく)が現れ、尾端がとがります。オスは水中で求愛行動をした後、尾をくねらせてメスの前に進み、精包を放出すると、後ろに続くメスの総排出腔(そうはいしゅつこう)にとりこまれます。産卵期間中に合計100〜400個ほどの卵を水草に1個ずつ産みつけます。