自然界(両生類)
解説 画像

[和名]
ヤマアカガエル

[学名]
Rana ornativentris

[目名]
無尾目

[科名]
アカガエル科

[属名]
アカガエル属

[体長]
約4〜6(4〜7.8)cm
※()カッコ内はメスです

[生息域]
日本固有種

[生息場所]
水陸両生

[食性]
肉食性

[行動]
夜行性

[繁殖形態]
卵生

解説
 ヤマアカガエルは本州,四国,九州および佐渡島,大隈諸島(おおすみしょとう)に分布しています.
 ニホンアカガエルに似ていますが,やや大きく,頭の幅が広くて,鼻先は少し丸みを帯びています.
 目の後方から伸びる背側線は,鼓膜の上で折れ曲がっているのがわかります.
 背面は黄褐色(おうかっしょく)から暗褐色(あんかっしょく)で繁殖期にはのどや胴側部に黒色の丸い斑点が散らばり,後ろ足には細いしま模様が現れます.
 山麓(さんろく)から2,000mの高地にかけて生息し,標高800m以下ではニホンアカガエルと混じって生息することもありますが,産卵地はすみ分けています.
 繁殖期は2〜4月で,水田や水たまりに1,000〜1,900個ほどの卵を産みます.
 卵塊(らんかい)はニホンアカガエルと同じ球形で弾力性が少なく,手ですくうと塊(かたまり)がほぐれてしまいます.
 オタマジャクシには背面に黒点がありません.
 
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