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クシイモリ |
学名 Triturus cristatus |
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--- 有尾目 - イモリ科 - ヨーロッパイモリ属 --- | |||||||||||||
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解説 OUTLINE DATA | |||||||||||||
クシイモリは繁殖期に美しい体色を見せます。通常はオス、メスともに暗褐色(あんかっしょく)の地色に黒いすじ模様や斑点がありますが、繁殖期のオスは頭頂部から背中線にかけて、くし状の目立った隆起が現れ、尾もひれ状にへん平になって美しい色彩となります。腹面は黄色がかったオレンジ、または赤色です。平地に多く生息しますが、標高1000mの高地でも見られます。繁殖期の4〜5月にはオス、メスともに集まり、オスはメスの前で尾をくねらせながら放出した精包をメスが総排出腔(そうはいしゅつこう)で拾い上げます。卵は200〜400個ほど産みつけられ、2〜3週間でふ化します。幼生は9月頃には6〜8cmに成長し、外鰓(がいさい)もなくなります。やがて、上陸した幼生は、落葉の下や木の根元で越冬し、2年後には成熟します。 |