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通称・別名 | |
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体長・甲長・全長 | 約 2〜 4(3〜 4.5)cm |
大陸域 海域 |
●日本固有種 |
生息域 | 日本固有種 |
行動 | 昼・夜行性 |
食性 | 肉食性 |
繁殖形態 | 卵生 |
解説
ニホンアマガエルは平地、低山地の林、草原の他に、人家の生け垣や庭先の低い木にも生息し、雨が降ると甲高い声で鳴きはじめます。表皮の下にある3つの色素細胞の形を変えたり、黒色色素を移動することで周囲の状況に応じて体色を変化させます。オスは5〜7月頃の繁殖期に、池や水田など浅い水辺に集まって、のどの下にある大きな鳴のうをふくらませて、鳴き声を出してメスを誘います。20〜30個ほどの卵が入っている卵塊(らんかい)が十数個産みつづけられ、卵塊は透明な膜に包まれて水面に浮かび、風に流されて水中の草や小枝にくっつきます。夏に夕立ちが近づいて気圧が下がると大きな声で鳴きたてますが、これを繁殖期の「ラブコール」とは別に「シャワーコール」と呼んでいます。また、雨が近づくと草や木の上の方に登るため、昔の人はこれで天気予報をして、「雨蛙(あまがえる)」と呼んでいました。