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--- カメ目 - ヌマガメ科 - クサガメ属 ---
クサガメ
( Chinemys reevesii )

通称・別名 ミドリガメ、キンセンガメ、ゼニガメ
体長・甲長・全長 平均 25cm
大陸域
海域
●ユーラシア大陸域
行動 昼行性
食性 雑食性
繁殖形態 卵生

解説
クサガメは日本の本州や四国、九州、台湾、中国に分布する淡水性のカメで、大きい個体では甲長30cmほどに成長します。背甲(はいこう)は長卵型で、後縁がややのこぎり状をしていますが、成長するにつれてなめらかになります。腋下板(えきかこうばん)に小さな穴があり、独特の臭気を出すために「臭亀(くさがめ)」という名がつけられたともいわれています。この臭気は幼体時にはあまりありません。指の間の水かきがよく発達し、池や沼のような止水性の淡水域を好みますが、川にも生息します。初夏から産卵が見られ、生息地の水域近くの陸上に上がり産卵します。卵は長卵型で長径が約4cm、短径が2.2cmの白色です。日本では、ペットとしての飼育はイシガメに次いで古いのですが、都市近郊では次第にみられなくなり、人工繁殖した仔ガメがデパートなどで売られています。しかし、最近ではそれも次第に少なくなり、外国から安直に輸入できるアカミミガメなどに主役の座を奪われています。


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