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通称・別名 | オオウミガメ |
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体長・甲長・全長 | 最大 2.56m |
大陸域 海域 |
●海域-太平洋、●海域-大西洋、●海域-インド洋 |
行動 | 昼・夜行性 |
食性 | 雑食性 |
繁殖形態 | 卵生 |
解説
オサガメは熱帯から亜熱帯までの広い海域に生息しています。海洋での生活はよくわかっていませんが、一般的には外洋で生活し、繁殖期が近づくと沿岸に集まると考えられています。あらゆるカメ類の中で最も大きく、甲長が256cmまで成長したという記録があります。実際には甲羅(こうら)はもたず、小さな骨片が結合した背甲骨(せこうこつ)が、脂肪に富んだやわらかい皮膚をおおっています。口には他のカメ類と違って鋭い牙状の突起があり、主食のクラゲを食べるのに適しています。産卵は砂浜でおこなわれ、砂に穴を掘って約70〜150個の卵を産みます。主な産卵地はマレー半島や南アメリカの一部です。泳ぐのに便利なオール状のひれは、卵を産み落とす穴を掘ることにも役に立ちます。ワシントン条約で、絶滅の恐れのある種に指定されています。